【書籍紹介】14年ぶりの能楽関連事典 ─『能と狂言の大事典』(大修館書店)

大修館書店より『能と狂言の大事典』が刊行される。

編著者の竹本幹夫・橋本朝生・高桑いづみ・西村聡・永井猛の各氏を含め、能・狂言の研究者65名によって、基本情報から最新の研究成果まで詳細に解説された大事典。

約4800項目が収録されたこの大事典には、能は現行曲以外に番外曲も収録し、現行曲については、各曲とも【あらすじ】・【演出】・【素材】の欄が設けられている。狂言についても現行曲はあらすじを、番外曲は【内容】を解説し、狂言風流各曲についても立項し、現存する主要な【台本】がすべて紹介されている。

巻末には「謡の記号一覧」「楽器図」「主な能舞台・能楽堂一覧」「能番外曲索引」「狂言番外曲索引」等を収録、見返しには「能楽史年表」が掲載されている。

これまで、能楽関係の事典類には、平凡社の『能・狂言事典』(編集委員/西野春雄・羽田昶、初版1987年、新訂増補1999年、新版2011年)や、筑摩書房の『能楽大事典』(著者/小林責・西哲生・羽田昶、初版2012年)がある。

今回の『能と狂言の大事典』の特徴的な点は、立項の各項目に【参考】欄が設けられ、その項目に関わる研究文献が紹介されていること(述べ約1万4000)、演出技法に関わる項目・記述が多いこと、筑摩書房の『能楽大事典』以降に発見された新たな文献や解釈が多く盛り込まれていることなどがあげられる。また、判型が大きく横組みである点も特徴。

『能と狂言の大事典』(大修館書店)

【編著者】
竹本幹夫(早稲田大学名誉教授)
橋本朝生(山梨大学教授 2011年逝去)
高桑いづみ(東京文化財研究所名誉研究員)
西村聡(金沢大学名誉教授)
永井猛(米子工業高等専門学校名誉教授)

B5判・上製本・函入り
1,040ページ
定価 35,200円(本体32,000円+税)
ISBN 978-4-469-01293-4

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なお、この事典の刊行にあたって、檜書店ではトークイベントを予定している。概要は以下の通り。詳細はおって発表する。

〔能トモ倶楽部 vol.5 トークイベント〕
トークテーマ「編著者が語る! 能・狂言の事典づくり」
日時:9月中の開催を予定(※調整中)
会場:国立能楽堂食堂ひまわり
参加費:2,500円(ケーキセット付)
(参加者特典として、『能と狂言の大事典』が1割引きで購入可能)