野村万蔵師、第四回万蔵の会「釣狐」鳴き納め

狂言方和泉流の野村万蔵師が、12月22日(日)、主宰する「万蔵の会」で4度目の「釣狐」に挑む。自身としては最後の「釣狐」になることも発表した。 万蔵師はこれまで、25歳、35歳、45歳の節目の年に「釣狐」を上演してきた。… 続きを読む 野村万蔵師、第四回万蔵の会「釣狐」鳴き納め

国立能楽堂 特別展「宝生宗家展」

国立能楽堂では、11月・2月・3月の企画公演で、宝生流の復曲能「空蝉」「雷電」「武文」を上演する。また(公社)宝生会が所蔵する名作能面等を一挙公開する「宝生宗家展」を11月23日(土・祝)より開催する。 宝生流は南北朝時… 続きを読む 国立能楽堂 特別展「宝生宗家展」

曲の解釈と謡い方【一、脇能】(9)

竜神その他〔舞働〕の類(2) ―春日龍神― この曲は、春日明神が明恵上人(みょうえしょうにん)の入唐渡天(にっとうとてん)を押し止めるというだけのことで、前シテは明神の命によって時風秀行(ときふうひでゆき)が化身した宮守… 続きを読む 曲の解釈と謡い方【一、脇能】(9)

共立女子大学博物館 企画展「滑稽にして洒脱─狂言装束の魅力─」

千代田区の共立女子大学博物館では、11月30日(土)まで、企画展「滑稽にして洒脱─狂言装束の魅力─」を開催している。 狂言装束は、唐織や金襴などの紋織物で仕立てられることが多い能装束とは対照的に、麻や平絹といった生地に染… 続きを読む 共立女子大学博物館 企画展「滑稽にして洒脱─狂言装束の魅力─」

大倉集古館特別展「志村ふくみ100歳記念 ―《秋霞》から《野の果て》まで―」

大倉集古館では、染織家・志村ふくみ(1924~)の 100 歳記念回顧展を開催する。人間国宝・志村ふくみは、紬織りを芸術性の高い作品として発展させた。紡いだ糸を染め、織るという、人と自然が共生する営みに一生を捧げる仕事を… 続きを読む 大倉集古館特別展「志村ふくみ100歳記念 ―《秋霞》から《野の果て》まで―」

梅若桜雪師が旭日中綬章を受章

政府は11月3日付で令和6年秋の叙勲受章者を発表し、シテ方観世流の梅若桜雪ろうせつ師が旭日中綬章を受章された。 師は1948年、55世梅若六郎の嫡男として生まれる。1979年梅若六郎家当主を継承し、1988年に56世梅若… 続きを読む 梅若桜雪師が旭日中綬章を受章

根津美術館 重要文化財指定記念特別展「百草蒔絵薬箪笥と飯塚桃葉」開催中

東京港区の根津美術館では「百草蒔絵薬箪笥と飯塚桃葉とうよう」展が開催されている。 同館所蔵、阿波徳島藩主・蜂須賀家伝来の「百草蒔絵薬箪笥」は、器表と内部の抽斗にも豪華な蒔絵があり、蓋裏には100種類の草や昆虫が精緻な研出… 続きを読む 根津美術館 重要文化財指定記念特別展「百草蒔絵薬箪笥と飯塚桃葉」開催中

名古屋能楽堂 寄贈能面展「黒蕨安孝の能面世界」

名古屋能楽堂では11月、黒蕨安孝氏が30年以上にわたって製作した能面が名古屋市に寄贈されるのを記念して能面展を開催する。 日 時  11月1日(金)〜29日(金)9:00〜17:00      ※最終日は15:00まで … 続きを読む 名古屋能楽堂 寄贈能面展「黒蕨安孝の能面世界」

曲の解釈と謡い方【一、脇能】(8)

竜神その他〔舞働〕の類 ―〈竹生島〉〈春日竜神〉〈賀茂〉〈嵐山〉〈玉井〉―(和布刈、九世戸、江野島、逆矛、氷室、金札、岩船) この種に属する神は、竜神とか雷神といった怪異な面貌(めんぼう)を持ち、舞ではなく〔舞働まいばた… 続きを読む 曲の解釈と謡い方【一、脇能】(8)