曲の解釈と謡い方【一、脇能】(11)

女神の類 ―〈絵馬〉―(西王母、呉服、右近) この類は、女体の神が〔中ノ舞〕をまう曲であって、〈西王母〉〈呉服くれは〉〈右近〉〈絵馬〉がそれである。この種の女神が〈三輪〉や〈葛城〉のような三番目的情調を持つ女神と違う点は… 続きを読む 曲の解釈と謡い方【一、脇能】(11)

文化庁長官表彰にシテ方観世流の観世恭秀師

令和6年度の文化庁長官表彰に、シテ方観世流の観世恭秀師、江口裕之氏(柏屋江口代表)が選ばれた。 師の功績は、「年にわたり、能シテ方として活躍するとともに、後進の育成にも努め、重要無形文化財「能楽」の保存・伝承に寄与し、我… 続きを読む 文化庁長官表彰にシテ方観世流の観世恭秀師

【書籍紹介】金剛龍謹 著『能楽金剛流の歴史と四季の能』

金剛流若宗家 金剛龍謹師の初の著書、『能楽金剛流の歴史と四季の能』が淡交社より刊行された。京都に地盤を置く金剛流の魅力を伝える一冊。 本書は、金剛流の紡いできた歴史、代表的な演目の見どころや演者の心持ちをひもとくとともに… 続きを読む 【書籍紹介】金剛龍謹 著『能楽金剛流の歴史と四季の能』

名古屋能楽堂 能楽入門講座

名古屋能楽堂では、2025年1月より2月にかけて、能楽入門講座を5回にわたり開催する。講師は、研究者から能楽師までさまざま。能楽の奥深い世界を垣間見ることができる。 第1回 1/14(火) 能楽への誘い 米田真理(朝日大… 続きを読む 名古屋能楽堂 能楽入門講座

【読者プレゼント】邦楽爛漫 ―にほんの〈音〉―

台東区芸術文化財団は、2月8日(土)に「邦楽爛漫 ―にほんの〈音〉―」公演を開催する。 同公演は邦楽教育の最高峰である東京藝術大学音楽学部邦楽科の教員等による邦楽の演奏会で、隔年開催。令和7年は「にほんの〈音〉」をテーマ… 続きを読む 【読者プレゼント】邦楽爛漫 ―にほんの〈音〉―

『能十番 新しい能の読み方』刊行記念 いとうせいこう氏インタビュー

新潮社より『能十番 新しい能の読み方』(いとうせいこう/ジェイ・ルービン)が刊行された。 本書は、月刊『新潮』で連載された日英現代語訳の「能十番」(高砂、忠度、経政(経正)、井筒、羽衣、邯鄲、善知鳥、藤戸、海人(海士)、… 続きを読む 『能十番 新しい能の読み方』刊行記念 いとうせいこう氏インタビュー

第46回 観世寿夫記念法政大学能楽賞に、清水寛二師と金井雄資師、第34回催花賞に善竹十郎師

12月7日、法政大学は第46回観世寿夫記念法政大学能楽賞の受賞者を発表し、シテ方観世流の清水寛二師とシテ方宝生流の金井雄資師が受賞した。 また、第34回催花賞は狂言方大蔵流の善竹十郎師が受賞した。 受賞理由は以下の通り。… 続きを読む 第46回 観世寿夫記念法政大学能楽賞に、清水寛二師と金井雄資師、第34回催花賞に善竹十郎師

曲の解釈と謡い方【一、脇能】(10)

竜神その他〔舞働〕の類(3) ―嵐山― 前後を通じて桜花爛漫(らんまん)の春を配景としたところに柔らか味があるが、やはり〔真ノ次第〕、〔真ノ一声〕と正式に構えた本脇能であるから、晴やかに美しい春らしい趣を表現するとともに… 続きを読む 曲の解釈と謡い方【一、脇能】(10)