能楽学会では、関西例会 第36回能楽フォーラムで、林喜右衛門家の所蔵資料を参考に京都の謡を取り上げる(主催・能楽学会、共催・成城大学民俗学研究所)。
林喜右衛門家は江戸時代、禁裏御所ならびに仙洞御所で催される能や舞囃子、仕舞の会で地謡を勤め、市中では毎月十二日に謡講を開いていた謡の家。歴代が家名喜右衛門を襲名し現在に至る。
同家は京観世五軒家と並び称された井上次郎右衛門家、岩井七郎右衛門家、薗久兵衛家、浅野太左衛門家の一角として、近代に至るまで謡文化の中核を担ってきた。今般、林喜右衛門家所蔵資料の調査が行われていることをきっかけに、能の歴史の中で林喜右衛門家が果たした役割について考える。
【基調報告】
林喜右衛門家の歴代/大谷節子(成城大学教授)
近代の謡本刊行と林喜右衛門家/米田真理(朝日大学教授)
観世流における林喜右衛門家/中尾薫(大阪大学教授)
【講演】林喜右衛門家と呉春―京都の絵師のネットワーク-/仁方越洪輝(大和文華館学芸員)
【パネルディスカッション】林喜右衛門家所蔵資料から見る京都の謡―林喜右衛門家当主 林宗一郎氏を迎えて―/司会・大谷節子
日 時 2月18日(火)13時30分~17時20分(開場13時)
会 場 同志社大学 寧静館4階会議室
参加費 能楽学会会員・非会員に関わらず無料。事前申し込み不要。
問合せ メール nohgaku@shobix.co.jp
※どなたでもご参加頂けます。