曲の解釈と謡い方【二、修羅物】(8)

中将の類(3) ―清経― 修羅物中でも最も劇味に富んだ曲である。清経は武士としてあるまじき人物だといって排斥(はいせき)する地方もあったそうだが、戦争の前途を見通して自殺するということは、因習的に奮戦して討死(うちじに)… 続きを読む 曲の解釈と謡い方【二、修羅物】(8)

飛鳥山薪能で渋沢栄一翁を主人公とした新作能 顕彰能「青淵(せいえん)」

「日本近代社会の創造者」と言われ、近代日本を導いた渋沢栄一翁を顕彰して製作された新作能「青淵(せいえん、渋沢の雅号)」は、9月29日(月)観世能楽堂にて初演され、好評を博した。10月30日(木)には、渋沢ゆかりの地である… 続きを読む 飛鳥山薪能で渋沢栄一翁を主人公とした新作能 顕彰能「青淵(せいえん)」

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訃報 佐藤章雄 師

シテ方喜多流の佐藤章雄(さとう あきお)師が、2025年10月15日に急性心臓死の疑いで逝去された。享年77。 佐藤章雄師は、1948年5月18日生まれ。佐藤章の孫。重要無形文化財保持者(総合認定)。 通夜は10月22日… 続きを読む 訃報 佐藤章雄 師

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【書籍紹介】新刊『能に描かれる愛のかたち』著者・松村栄子氏インタビュー

9月初旬に檜書店より、松村栄子著『能に描かれる愛のかたち』が刊行された。能の「愛」について様々な角度から迫った本書は、雑誌『観世』の連載に、書き下ろしを加えた充実の一冊となっている。 著者の松村栄子先生に、能について、ま… 続きを読む 【書籍紹介】新刊『能に描かれる愛のかたち』著者・松村栄子氏インタビュー

曲の解釈と謡い方【二、修羅物】(7)

中将の類(2) ―敦盛― この曲は非常に素直な修羅物であるとともに、敗戦哀史といった情趣がすこぶる濃厚である。主人公敦盛あつもりは人も知る美少年で、それが戦場の花と散ったことは、悲壮(ひそう)というよりはむしろものの哀れ… 続きを読む 曲の解釈と謡い方【二、修羅物】(7)

福井市立郷土歴史博物館 令和7年秋季特別展 珠玉の林原美術館コレクション「能と狂言 」桃山の遺風

福井市立郷土歴史博物館では、一般財団法人林原美術館の特別協力のもと、旧岡山藩に伝来した能狂言コレクションから重要文化財の桃山時代の能装束を中心に、能・狂言の精華を見せる特別展を開催する。越前は中世から能面の生産地として知… 続きを読む 福井市立郷土歴史博物館 令和7年秋季特別展 珠玉の林原美術館コレクション「能と狂言 」桃山の遺風

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三井記念美術館 開館20周年特別展「円山応挙—革新者から巨匠へ」

円山応挙は、18世紀にその画風で瞬く間に京都画壇を席巻、多くの弟子が応挙を慕い、巨匠として円山四条派 を形成した。本展では、応挙が京都画壇の「革新者」から「巨匠」になっていくさまを、重要な作品を通して見ていく。 会  名… 続きを読む 三井記念美術館 開館20周年特別展「円山応挙—革新者から巨匠へ」

神戸女子大学古典芸能研究センター特別講座:蔦屋重三郎とその時代/令和7年展示:「蔦重」と仲間たち~時代と文化のネットワーク~

神戸女子大学・神戸女子短期大学オープンカレッジ秋期講座、神戸女子大学古典芸能研究センター特別講座として、「蔦屋重三郎とその時代」が開催される。250年の時を越えて、人々を惹きつける「蔦重」こと蔦屋重三郎はどんな時代を生き… 続きを読む 神戸女子大学古典芸能研究センター特別講座:蔦屋重三郎とその時代/令和7年展示:「蔦重」と仲間たち~時代と文化のネットワーク~