シテ方宝生流、髙橋章(たかはし あきら)師が、2022年4月16日に肺炎のため逝去された。享年87。葬儀は親族のみにて執り行われた。
髙橋師は1934年、髙橋進の長男として東京に生まれる。17世宝生九郎重英、18世宝生英雄および父に師事。1939年、『鞍馬天狗』の花見で初舞台。1953年、『胡蝶』で初シテ(第一回宝生流少年能)、1965年『道成寺』を披く。1975年、重要無形文化財保持者総合認定に選ばれる。
1996年、観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞、2016年、日本芸術院賞受賞。2007年、旭日双光章受章。
後日お別れの会を執り行う予定。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。 合掌