国立能楽堂では、月間特集「千利休生誕五百年」と題して、利休や茶道にゆかりの能と狂言を取り上げている。
この特集に合わせて国立能楽堂では様々な企画が開催中である。
千利休在判の花入を展示
ロビー広間に利休本人の花押が黒漆で記された「瓢箪花入」が特別展示されている。ほかにも花入に付属する二重の箱の蓋(遠州流茶道の2代目・小堀正之〔1620~1674〕と茶道江戸千家の流祖・川上不白〔1719~1807〕の箱書きがあり、外箱の貼札により近代になって益田鈍翁(1848~1938)が所有していたことがわかる)を展示している。
齋田記念館とのコラボ企画
現在、齋田記念館(世田谷区代田)では、千利休生誕五百年を記念して、企画展「千利休をめぐる茶書の歴史─築き上げられた茶聖像─」(~7月15日まで)を行っている。
同館の学芸員・峯岸佳葉氏を招き、出張ギャラリートークが、15日の定例公演前に開催される(16:45~、17:05~の2回。15分程度)。
また、22日狂言の会では開演前・休憩時間中・終演後に齋田記念館の企画展を紹介する動画をロビーで上映する。
千駄ヶ谷近隣の人気店とのコラボ企画
国立能楽堂のある千駄ヶ谷にある宇治抹茶専門店「森半」(京都宇治が本店。都内では千駄ヶ谷店のみ)、新宿御苑近くに本店をもつ「茶 丸山園」、ソフトクリームで有名な「LAITIER(レティエ)」がそれぞれの商品を4月の国立能楽堂主催公演当日の開場から開演まで能楽堂内で提供する。
商品はこちら
森半
御食事処向日葵にて「抹茶オーレ(ホット・アイス)」(税込み500円)
※公演当日森半ブースでお買い物の方は200円引。
※主催公演日以外でも能楽堂公演日の営業中は提供している。
茶 丸山園
ロビーにて、「茶 丸山園×国立能楽堂」コラボ限定パッケージのお茶(ティーバッグ・税込324円~540円)
※ほかに煎茶等も販売。
LAITIER(レティエ)
プログラム売場にて「利休クッキー」(限定30セット・税込250円)
※店舗では「千利休生誕500年」に合わせてコラボメニュー「桜香る抹茶クリームあんみつ」(税込1,280円)を提供。国立能楽堂公演チケット提示で100円引きに。
津田塾大学との提携
22日狂言の会公演では、津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス・伊藤園とのコラボ企画として、お茶のテイスティングを実施する。