2019年に公開された映画『よあけの焚き火』は、狂言方大蔵流の大藏基誠(もとなり)師と長男康誠(やすなり)さんが主演のドキュメンタリーとフィクションで描かれた作品(監督:土井康一、製作:桜映画社)。伝統芸能をモチーフに、「伝えること」をテーマにした家族の物語で、これまで全国20か所以上で上映されてきた。昨年、オリンピア国際映画祭で長編ドキュメンタリー部門最優秀監督賞を受賞した。
今回、この映画の上映と、狂言「痿痢(しびり)」「棒縛(ぼうしばり)」の公演、土井康一監督と大藏基誠師による対談を一つの催しにした「継承⇄ 承継2021」が開催される。
「痿痢(しびり)」は映画内で大藏親子が稽古していた演目で、撮影当時は10歳だった康誠さんは現在14歳。映画・狂言・対談で「継承 ⇄ 承継」のエッセンスを紐解く公演になっている。
東京公演(11月9日)、飛騨高山公演(11月28日)、徳島公演(12月18日)は公演情報欄参照。
公演概要、チケット:https://kyogenyoaketokyo.peatix.com/