2025年10月11日(土)矢来能楽堂で、笛方一噌流の一噌幸弘師とフラメンコギタリストの沖仁氏による公演「能楽×フラメンコ、幽玄と情熱が交差する音の旅」が開催される。

公演に先立ち、8月8日(金)矢来能楽堂で、出演者による記者会見が行われた。
会見で、一噌師は「以前より、パコ・デルシア、アル・ディメオラ、ジョン・マクラフリンなどのギタリストにあこがれていて、沖さんとは一緒に演奏したいと思っていた。同じ舞台に出ていても、それぞれの演奏をしてはコラボレーションの意味がない。遠く離れた文化圏の音楽が一つの舞台で邂逅を果たす、国境や形式を超えた”本能”の共鳴を感じてもらいたい」と語り、沖氏は「幸弘さんから声をかけてもらって、今回初めて矢来能楽堂に来た。私は雅楽の東儀秀樹氏など、色々なジャンルの方と演奏する機会が多い。フラメンコギターがコラボしやすい楽器というわけではなく、それぞれジャンルの壁もあるが、異なるからこそ壁を乗り越えてつながる意味があると思う」と語った。
【日時】 2025年10月11日(土)①14時開演、②17時開演
【会場】 矢来能楽堂
【出演者】 一噌幸弘(能管・篠笛・田楽笛ほか)、沖仁(フラメンコギター)、吉見征樹(タブラ)、福田亮(ベース)
【プログラム】
●能楽古典『三番叟』
●アルベニス:アストゥリアス
●アル・ディメオラ&パコ・デ・ルシア:地中海の舞踏/広い河
●ロドリーゴ(沖仁編曲):アランフェス協奏曲 第二楽章アダージョ
●一噌幸弘編曲:『道成寺』より乱拍子、急ノ舞
●ジスモンティ(マクラフリン&パコ・デルシア編曲):フレヴォ
●沖仁:ファンタスマⅤ
●一噌幸弘:空乱12拍子
【チケット(全席指定・税込)】S席6,500円、学生3,000円
【主催】一般社団法人 伝統文化交流協会
【予約・問合せ】ムジカキアラ
電話 03-6431-8186(平日10時~18時)
メール info@musicachiara.com
