NHK放送予定 2026年2月

NHK FM放送〈FM能楽堂〉

木曜日 午前11時〜11時50分

2月5日

内容演者
(観世流)  
竹生島
 
武田宗和
ご案内 三浦裕子

2月12日

内容演者
(喜多流) 
雲林院 
長島茂
ご案内 三浦裕子

2月19日

内容演者
(観世流)   
夜討曽我
上田貴弘
ご案内 森西真弓

2月26日

内容演者
【再】
(金春流)   
俊寛
金春穂高
ご案内 三浦裕子

NHK Eテレ
〈芸能きわみ堂〉

2月27日(金)21:00~21:30
(再)翌金曜 13:10~13:40

狂言の最高秘曲を伝承する ~野村万蔵家・親子三代の挑戦~

300年以上の歴史を持つ狂言の家、野村万蔵家。95歳の人間国宝で文化勲章も受章した野村萬(1930年生)、そして萬の子で現当主・60歳の九世野村万蔵(1965年生)、万蔵の子で狂言界の若手注目株である野村万之丞(1996年生)、拳之介(1999年生)、眞之介(2003年生)の三兄弟が、日夜厳しい稽古を重ねて、伝統を守り続けている。
昨年12月25日、万蔵60歳の誕生日に開かれた公演“万蔵の会”において、29歳の万之丞が狂言の大曲「花子(はなご)」を、そして万蔵自身が還暦までは演じる事が憚られるという秘曲「枕物狂(まくらものぐるい)」を初演した。
「花子」と「枕物狂」、どちらの演目も、狂言の世界においては最高難度の秘曲であり、“披き(ひらき)”と呼ぶ人生に一度きりの初演は、狂言師の一生を左右する、重大な”通過儀礼“で、本番までの稽古は過酷を極める。
重大なターニングポイントを迎える、60歳の万蔵と、28歳の万之丞、そして二人を見つめる一門の重鎮・萬。親子三代が運命の舞台に臨むまでの、稽古に打ち込む日々をドキュメントし、狂言の魅力と一家の熱意を明らかにする。

◼狂言界の注目株・野村万之丞が挑む難関「花子」 ~声だけで恋心をどう表現するか?~
分かり易い解説や装束の着付け体験などを盛り込んだ「ふらっと狂言会」を主催し、同世代の若者に向けて狂言の魅力を熱心に発信し、人気を集める野村万之丞。彼が12月の舞台で初めて挑んだ狂言「花子」は、妻の眼を盗んで恋しい女性の元へ出かける男が主人公。稽古では、師匠の父・万蔵と、一対一で向かい合ったまま、ひたすら謡(うたい)と呼ばれる節の付いた歌謡を繰り返す。声を高音から低音まで伸びやかに揺らしたり、時に裏声に近い声や、鼻に抜けるような声も駆使しながら、恋しい女性と過ごした一夜の愛しさ、名残惜しさを伝える。声だけの、至難の技である。九世万蔵曰く、「声で芝居を見せる究極の狂言」に手も足も出ず、父から厳しい叱責が飛ぶ万之丞の稽古。ときに声をからしながら、“恋”を、声だけで描いてみせるのか?

◼厳格な父・万蔵を、さらに厳しい祖父・萬が稽古 ~百歳の恋をどう表現するのか?~
息子・万之丞を指導する父・九世万蔵もまた、12月の舞台で、生涯初となる老人が主人公の秘曲「枕物狂」に挑んだ。百歳を超えた老人が、二人の孫に尋ねられ、歳の離れた“乙御前”という娘に恋した事を明かす。恋心を謡い上げるうちに、狂おしさのあまり、老人は物狂いの有様となる。300年続く万蔵家で、還暦を超えるまでは演じてはならないと口伝されてきた難曲だ。先祖たちは、師匠が無くなってから、見聞きした経験をもとに、この老人役を演じてきたが、九世万蔵には95歳の父・萬が稽古をつける。厳しい稽古を通し、老いの演技の中に、恋の甘さと狂気、そして人生の苦さと悲しみという、究極の感情表現が浮かび上がってくる。

◼高橋英樹と大久保佳代子が、親子三代が挑む最高秘曲の魅力を読み取る
「花子」と「枕物狂」、厳しい稽古の末に迎える本番で、果たして親子三代はどのような成果と表情を見せるのか?スタジオでは、高橋英樹と大久保佳代子が、稽古から本番に至る親子三代のドキュメント映像を鑑賞。映像に触れた驚きや時間から、狂言という笑いの芸能の裏に隠された「伝承の難しさと厳しさ」、その道に生きる狂言師たちの情熱を見つけ出し、視聴者と共に共感しながら味わっていく。

<MC>
高橋英樹(俳優)、大久保佳代子(お笑いタレント)、コン平
<出演>
野村萬(狂言一家の祖父、95歳の人間国宝)、野村万蔵(一家の当主)、野村万之丞(一家の後継者)

(NHKリリースより)

◎NHK放送予定のホームページ

http://www.nhk.or.jp/koten/program/

*日時・内容が変更になることがございます。

問合せ先:NHK視聴者コールセンター 0570-066-066