9月17日より姫路市書寫山圓教寺で、「圓教寺×杉本博司 能クライマックス─翁 神 男 女 狂 鬼」が開催される。
これは、姫路城と圓教寺をつなぎ新しい姫路の魅力を国内外に発信する「オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト」の一環。後期展となる本展では、前期展『五輪塔―地 水 火 風 空』の「阿弥陀如来坐像」(国指定重要文化財)と杉本氏の作品「光学硝子五輪塔」の展示に加えて、姫路城・書寫山圓教寺を舞台に、能の「五番立て」構成である「神男女狂鬼」に特別編として「翁」を加えた杉本博司監督の映像作品《Noh Climax》の映像インスタレーションが行われる。
映像作品《Noh Climax》は、圓教寺と姫路城の各所を舞台とし、杉本氏が所蔵する能面・装束を着けた能楽師が自然光の中で前近代を再現するもの。国際交流基金「STAGE BEYOND BORDERS」 特設サイトで、全世界向けに公開も予定されている(多言語 字幕つき)。
会期:
2022 年 9 月 17 日(土)から 12 月 4 日(日)※会期中無休
会場:
書寫山圓教寺 常行堂(国指定重要文化財)
開館時間:
10:00から16:00
観覧料:
一般 500円/大学生・高校生 200円/中学生・小学生 100円
未就学児 無料
また、姫路市立美術館2階講堂で、《Noh Climax》完全版の上映会も行われる(申込不要。上映スケジュールは決まり次第美術館HP にて発表)