NHK FM放送〈FM能楽堂〉
木曜日 午前11時〜11時50分
9月4日
内容 | 演者 |
(観世流) 仲光 | 武田尚浩 |
9月11日
内容 | 演者 |
(宝生流) 龍田 | 金森秀祥 |
9月18日
内容 | 演者 |
(観世流) 班女 | 浅井文義 |
9月25日
内容 | 演者 |
【再】 (喜多流) 清経 | 塩津哲生 |
NHK Eテレ
〈古典芸能への招待〉
9月28日(日) 21:00~23:30
能楽協会80年〜狂言(大蔵流)「栗隈神明」能(金剛流)「現在七面」〜
全国のプロの能楽師によって構成される・公益社団法人『能楽協会』は、第二次世界大戦後間もない1945年9月に設立された。2025年段階で正会員は1000名超。
能楽存続のための人材養成、技芸の錬磨を図る一方、能楽を一般の方々に身近に感じてもらえるよう、全国各地での公演の企画運営や、ワークショップ等を積極的に行ってきた。
文化芸術の発展に寄与してきた協会が2025年に設立から80周年を迎えるのを機に、協会の主催公演(東京支部・納涼能)から、上演頻度が少ない貴重な能・狂言を放送する。
●狂言 大蔵流「栗隈神明(くりくましんめい)」(35分)
宇治・神明神社の由来にまつわる祝儀的内容
シテ(松の太郎)山本東次郎
アド(妻)山本則秀
アド(参詣人)山本則孝ほか
笛/熊本俊太郎
小鼓/鳥山直也
大鼓/大倉栄太郎
太鼓/澤田晃良
今日は宇治の神明社のお祭りなので松の太郎夫婦がいつもの通り茶店を出していると、参詣人達がやってきて茶を飲み神明社 の由来を語るよう所望する。
太郎は神明社の子細を語り、松の囃子を請われ、舞い納める。
88才の人間国宝・山本東次郎が主演を務める。
●能 金剛流「現在七面(げんざいしちめん)」(95分)
七面池に住む大蛇と日蓮上人による法の功徳がテーマ
シテ(前・里女/後・龍女)金剛龍謹
ワキ(日蓮上人)野口能弘
ワキツレ(従僧)舘田善博、則久英志
アイ(能力)飯田豪
笛/藤田貴寛
小鼓/幸信吾
大鼓/柿原弘和
太鼓/大川典良
地謡/種田道一ほか
日蓮上人が身延山で法華経読誦をしていると、毎日一人の女が仏に水を捧げにやってくる。上人がその理由を問うと、女は法の教えを身に受けて、誠の悟りの道に入りたいのだという。そこで上人は法華経の教えや女人成仏の説法を説く。女はその説法をうけると、自分は七面の池に住む歳を経た蛇身であると明かして姿を消す。
なおも上人が法華経読誦をしていると、老いた蛇が姿を現し上人の高座を幾重ともなく取り巻いて、懺悔の姿で上人を仰ぐ。
上人は御経を手にして高らかに唱えると、たちまち蛇身は成仏した龍女(天女)にかわる。龍女はその報謝のために神楽を奏し、衆生を広く救うと約束し、去っていく。
NHKでは初の放送。
〈ゲスト〉観世銕之丞(能楽協会理事長)、金井雄資(能楽協会専務理事)
〈副音声解説〉大谷節子(成城大学教授)
〈司会〉古谷敏郎アナウンサー
(NHKリリースより)
◎NHK放送予定のホームページ
http://www.nhk.or.jp/koten/program/
*日時・内容が変更になることがございます。
問合せ先:NHK視聴者コールセンター 0570-066-066