金沢能楽美術館では、3月20日(木・祝)より収蔵品展「衆人愛敬(しゅにんあいぎょう)」を開催している。
江戸時代、加賀百万石の大名前田家のもと高度な武家文化が花開いた金沢。なかでも能楽は武士の嗜みとして手厚く保護育成された。将軍に倣い、五代藩主前田綱紀が宝生流の家元を指南役としたことから、加賀では能五流のひとつ宝生流が根付き、のちに「加賀宝生」と称されるほど広く浸透した。
世阿弥が記した伝書『風姿花伝』に「衆人愛敬」という言葉が登場する。世阿弥は『観音経』からこの言葉を引用し、能が身分を問わず多くのものに愛され大切にされる芸となることを求めており、今回の展示タイトルにしたという。
所蔵品を中心に美の粋を集めた能装束、能面などを展示する。
【会期】
2025年3月20日(木・祝)~7月6日(日)
【開館時間】
10:00~18:00(最終入館17:30)
【休館日】
毎週月曜日(休日の場合は翌平日)
【入館料】
一般・大学生 310円
65歳以上 210円
高校生以下 無料
団体(20名様以上) 260円
【会場・お問い合わせ】
金沢能楽美術館
〒920-0962 金沢市広坂1丁目2番25号
TEL:076-220-2790
FAX:076-220-2791
詳しくは金沢能楽美術館ホームページへ。
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