サントリー美術館では、「酒呑童子」を題材とした展覧会「酒呑童子ビギンズ」を開催している。
平安時代、都で貴族の娘や財宝を次々に略奪していた日本で最も名高い鬼・酒呑童子が武将・源頼光とその家来によって退治される物語は、14世紀以前に成立し、やがて絵画や能などの題材になって広く普及した。
サントリー美術館が所蔵する重要文化財・狩野元信筆「酒伝童子絵巻」は、後世に大きな影響を与えた室町時代の古例として有名で、今回解体修理を終えたこの「酒伝童子絵巻」を公開。絵画と能の関連にもふれながら、酒呑童子絵巻の知られざる歴史と多様な展開をたどる。
また4Fの展示室では《響き合う絵巻と能》と題する、能「大江山」替之型(シテ 観世喜正 ほか)のダイジェスト映像も上映される。
※上映時間約12分、繰り返し上映。

会 期 開催中 ~6月15日(日)※作品保護のため、会期中展示替を行います。
開館時間 10:00~18:00(金曜日は10:00~20:00)
※5月3日~5日、6月14日は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休 館 日 火曜日(5月6日、6月10日は18時まで開館)
入 館 料 一般 1,700円、大学生 1,200円、高校生 1,000円
※中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介助の方1名様のみ無料
※音声ガイド 600円
問い合わせ先:☎︎ 03-3479-8600