梅若桜雪師が旭日中綬章を受章/種田道一師が旭日双光章を受章

政府は11月3日付で令和6年秋の叙勲受章者を発表し、シテ方観世流の梅若桜雪ろうせつ師が旭日中綬章を受章された。また、シテ方金剛流の種田道一師が旭日双光章を受章された。

梅若桜雪師は1948年、55世梅若六郎の嫡男として生まれる。1979年梅若六郎家当主を継承し、1988年に56世梅若六郎を襲名。のち、二代梅若玄祥に改名、四世梅若実を襲名。2022年に観世宗家より雪号を授与され、梅若桜雪(ろうせつ)と名乗る。紫綬褒章受章。芸術院会員。重要無形文化財各個認定(人間国宝)。

種田道一師は1954年、シテ方金剛流種田道雄の長男として生まれる。二世金剛巌に師事。日本能楽会会員。著書に『能と茶の湯』(2002、淡交社刊)がある。