美術館と能楽堂のタイアップも!この春は美術館で能の作品を楽しもう

紀伊徳川家に代々仕える能楽師の家に生まれた下村観山の作品が揃い踏み

東京国立近代美術館では、関東で13年ぶりとなる日本画家・下村観山の大規模な回顧展「下村観山展」を3月17日より開催する。

本展では、能「弱法師」から着想された二曲一双屏風「弱法師」をはじめとする代表作から作家の画業を通観するとともに、最新の研究成果も盛り込みながら、日本の近代美術史における観山芸術の意義を改めて検証する。

下村観山「弱法師」(上:左隻、下:右隻)
1915(大正4)年/重要文化財/東京国立博物館蔵
※前期展示 3/17〜4/12
Image: TNM Image Archives 

また本展では国立能楽堂とのタイアップ企画を実施。国立能楽堂では4月に《月間特集 下村観山と能》と題し計4公演を開催、 東京国立近代美術館では仕舞「弱法師」の実演やミニ体験会を実施する。 

東京国立近代美術館×国立能楽堂のタイアップについてはこちらをご確認ください。

さらに、港区白金台にある松岡美術館では、「笑い滴る 春と夏の日本画名品選」と題した展示を行うが、4/14〜5/31の後期展示では下村観山の「山寺の春」が公開される。これは能「鞍馬天狗」を題材としたもの。

なお弊社の雑誌『観世』で連載中の、小林健二氏(国文学研究資料館名誉教授)による「近代日本画の名匠と能」では、下村観山をテーマに、「弱法師」「山寺の春」のほか、観山が描いた弱法師をテーマとした絵画を紹介、考察を行っている。

雑誌『観世』/小林健二氏の連載「下村観山の「弱法師」」(上)2026年1-2月号
同連載(下)3-4月号

小林健二氏の連載「近代日本画の名匠と能」は、2025(令和7)年7-8月号から開始。本誌は檜書店店舗(神保町駅A3・A4出口直結ミレーネビルB1)、また観世能楽堂・国立能楽堂・京都観世会館売店で檜書店出店の際は、お手に取ってご覧いただけます。

  • (一)上村松園の「焔」/2025年7-8月号
  • (二)上村松園の「花がたみ」/2025年9-10月号
  • (三)菱田春草の「砧」/2025年11-12月号
  • (四)下村観山の「弱法師」(上)/2026年1-2月号
  • (五)下村観山の「弱法師」(下)/2026年3-4月号

※雑誌『観世』電子書籍版(PDF)はこちら(定価770円)
※雑誌『観世』オンラインショップでの購入はこちら(定価990円)

なお、冒頭の「下村観山展」会期中である3月22日(日)には、東京国立近代美術館で、小林健二氏と中村麗子氏(東京国立近代美術館主任研究員)によるトークイベントが予定されている。

【読者プレゼント】

東京国立近代美術館で開催される「下村観山展」の招待券を抽選で10名様にプレゼントします。

ご希望の方は、本サイトの「お問い合わせ」フォームより、題名に「下村観山展プレゼント希望」、本文に郵便番号、住所、氏名、電話番号を記入し、お申込みください。
一人2枚までご応募可能。必要な方は「2枚希望」とお書き添えください。

応募締切は3月5日(木)まで。

※当選は招待券発送をもって代えさせていただきます。