喜多能楽堂が改修を終え、新規開場へ

白色になった壁。以前は茶色で、演者からは舞台の柱が見づらかったそうだ

3月18日(火)、喜多能楽堂で「令和大改修竣工神事・竣工記念能」が開催され、あわせて関係者・報道各社に工事報告と内覧会が行われた。 入口正面の外壁には大きな窓が設けられ、能楽堂内1階と2階のロビーにも広い窓から外光が入り… 続きを読む 喜多能楽堂が改修を終え、新規開場へ

三世代で舞台に立つ野村万蔵家の若き三兄弟にインタビュー

狂言和泉流・野村万蔵家は、人間国宝の野村萬師を筆頭に、野村万蔵師、さらに万蔵師の若き息子たち三兄弟らが、広く活躍されている。 家ごとに伝承される狂言は、親子や兄弟で舞台に立つことも多く、その関係性や芸の妙を見続けるのも、… 続きを読む 三世代で舞台に立つ野村万蔵家の若き三兄弟にインタビュー

訃報 殿田謙吉 師

ワキ方下掛宝生流の 殿田謙吉(とのだ けんきち)師(本名・田中謙吉)が、2025年3月16日に膵癌のため逝去された。享年65。 殿田謙吉師は、1959年12月24日生まれ。ワキ方下掛宝生流殿田保輔の長男。重要無形文化財保… 続きを読む 訃報 殿田謙吉 師

狂言のイラスト解説WEBサイト「描く狂言—狂言の扉をひらく」が公開

横浜国立大学名誉教授の三宅晶子氏が監修、奈良大学文学部国文学科の岩田千治氏がイラストを担当した、狂言のイラスト解説サイト「描く狂言」がWEB公開されている。狂言の魅力を再発見できるサイトとなっている。 現在、狂言「附子(… 続きを読む 狂言のイラスト解説WEBサイト「描く狂言—狂言の扉をひらく」が公開

2025年夏 漫画作品『日出処の天子』の能・狂言化が決定

山岸凉子氏による漫画作品『日出処(ひいづるところ)の天子』の能・狂言作品が2025年夏に上演される。演出・出演は野村萬斎師、監修は大槻文藏師(人間国宝)が担当する。 【『日出処の天子』について】 「日出処の天子」は雑誌「… 続きを読む 2025年夏 漫画作品『日出処の天子』の能・狂言化が決定

有斐斎弘道館「林喜右衛門家四百年記念展」

京観世五軒家の一家として京都で能楽を伝えてきた林喜右衛門家は、2025年に創始400年を迎える。これを記念して、江戸時代の学問所であった京都の有斐斎弘道館では、林家所蔵の書画、文書、また能面や装束を3日間にわたり展示する… 続きを読む 有斐斎弘道館「林喜右衛門家四百年記念展」

法政大学能楽研究所が2025年度 公募型共同研究の募集を開始

法政大学能楽研究所では、「能楽の国際・学際的研究拠点」2025年度の共同研究を公募している。 この事業は、本拠点の施設、所蔵する多様な資料、本拠点が長年にわたって築いてきた人的ネットワーク等を活用し、2名以上の研究者(お… 続きを読む 法政大学能楽研究所が2025年度 公募型共同研究の募集を開始

曲の解釈と謡い方【二、修羅物】(1)

二、修羅物 脇能を離れて修羅物(しゅらもの)にはいると初めて人間を描く能となる。修羅物は武将の幽霊を描いたもので、全部夢幻むげん曲である。人間を描く夢幻曲は次の三番目物もそうであるから、この二つは一脈相通じるところがある… 続きを読む 曲の解釈と謡い方【二、修羅物】(1)