曲の解釈と謡い方【一、脇能】(3)

神舞の類 ―高砂― かようにこの曲は神能としては珍らしい詩趣があるが、曲趣の核心はむろんそこに発せられる瑞気と神々しさにある。そうした趣を表現するには、謡も決して重っくれず、しかもまた軽々しくなく、爽やかに雄健(ゆうけん… 続きを読む 曲の解釈と謡い方【一、脇能】(3)

片山家能楽・京舞保存財団「能装束・能面展 継承の美」

京都文化博物館では、公益財団法人 片山家能楽・京舞保存財団の「能装束・能面展 継承の美」を3日間開催する。同財団所蔵の能装束や能面、小物、井上流京舞の扇などを展示する。またビデオ放映、パネル展示もあり、期間中は観世流能楽… 続きを読む 片山家能楽・京舞保存財団「能装束・能面展 継承の美」

「流儀横断講座 シテ方五流儀の能楽師によるトークと実演」アーカイブ配信

7月24日(水)、国立能楽堂大講義室で「流儀横断講座『羽衣』シテ方五流儀の能楽師によるトークと実演」が行われた。 本講座は進行役の中村昌弘師(金春流)、武田宗典師(観世流)、髙橋憲正師(宝生流)、宇髙竜成師(金剛流)、大… 続きを読む 「流儀横断講座 シテ方五流儀の能楽師によるトークと実演」アーカイブ配信

新作能〈媽祖〉、コロナ禍を経て海を渡り、台湾公演が盛況に終わる

写真提供:財団法人高雄市愛樂文化藝術基金会

2022年4月に京都で初演された新作能〈媽祖(まそ)〉が今年5月に台湾高雄市で行われた。 〈媽祖〉は、企画・指揮・シテを勤めた片山九郎右衛門師が、二十年以上前に台湾の知人夫婦から「台湾で航海や漁業の安全を守る女神として、… 続きを読む 新作能〈媽祖〉、コロナ禍を経て海を渡り、台湾公演が盛況に終わる

曲の解釈と謡い方【一、脇能】(2)

神舞の類 脇能の中でも最もその気分の充実したものは神舞を舞う曲である。神舞は元気いっぱいに颯爽(さっそう)と舞う舞であって、テンポが非常に速く、いわば一気に舞い切るといった趣のものである。この舞の趣がそのまま全体の曲趣と… 続きを読む 曲の解釈と謡い方【一、脇能】(2)

2024年度 能楽学会 世阿弥忌セミナー

2024年度 世阿弥忌セミナーが9月7日に奈良の興福寺で開催される。また、セミナー翌日には生駒宝山寺が所蔵する世阿弥・禅竹自筆能楽伝書等の資料展観も予定されている。 【世阿弥忌セミナー】 日 時 : 2024年9月7日(… 続きを読む 2024年度 能楽学会 世阿弥忌セミナー

鵜澤久師が伝統文化ポーラ賞優秀賞を受賞

シテ方観世流の鵜澤久師が、令和6年度第44回伝統文化ポーラ賞優秀賞を受賞した。 師は、昭和24年、鵜澤 雅(観世流職分)の長女として生まれた。 3歳で初舞台、13歳で初シテを勤め、やがて希代の名手観世寿夫、八世(先代)観… 続きを読む 鵜澤久師が伝統文化ポーラ賞優秀賞を受賞

武蔵野大学能楽資料センター主催「激レア入門講座2024 能〈道成寺〉—お話と実演—」

武蔵野大学能楽資料センターでは、能「道成寺」についての講座を開催する。 『今昔物語集』などに載る道成寺説話を踏まえた能「道成寺」は、法華経の功徳に関する記述を切り捨て、ひとりの女性の情念を描く人間ドラマへと転換した。歌舞… 続きを読む 武蔵野大学能楽資料センター主催「激レア入門講座2024 能〈道成寺〉—お話と実演—」

三井記念美術館「五感であじわう日本の美術」展 開催中

三井記念美術館では、日本の古美術や日本で受容された東洋の古美術に親しむ企画「美術の遊びとこころ」をシリーズで開催しており、今回はその第8弾。会期は9月1日(日)まで。 本展は、人間が持つ五感を活用しながら、絵画や工芸品を… 続きを読む 三井記念美術館「五感であじわう日本の美術」展 開催中