千代田区の共立女子大学博物館では、11月30日(土)まで、企画展「滑稽にして洒脱─狂言装束の魅力─」を開催している。
狂言装束は、唐織や金襴などの紋織物で仕立てられることが多い能装束とは対照的に、麻や平絹といった生地に染めを施し、模様が平面的に表現される点が特徴といえる。
本展では、表情豊かな「武悪」などの狂言面(5点)と合わせて、大胆な模様が魅力的な肩衣などの狂言装束が、20点ほど展示されている。舞台上ではよく見えない柄の詳細や、雪輪にタンポポ(あるいはナズナ)の紋、実際に使われてきたことで生ずる装束の傷みなども目にできるのは、展示ならでは。
開館時間 平日10:00~17:00 土曜10:00~13:00
休館日 日曜、祝日
入場料 無料
展示の詳細はウェブサイトへ