福王茂十郎師、日本芸術院賞、恩賜賞を受賞

日本芸術院は3月28日、優れた芸術活動を表彰する令和5年度日本芸術院賞にワキ方福王流十六世宗家の福王茂十郎(ふくおうしげじゅうろう)師ら9人を選んだ。福王師には、特に業績が顕著として恩賜賞も贈られる。

授賞理由は以下のとおり。

福王流十五世宗家 福王茂十郎師の長男として生を受け、幼少より父の厳しい指導のもと精進を重ね、若くして福王流十六世宗家を継承、斯道一筋。総合芸術・能に於いて、扇の要ともいうべきワキ方として、長年多くの舞台を支えてきた。柔らかくも端正な姿は、深い包容力で共演者をつつみ、格式ある舞台を作り上げ、現在斯界にとり、掛け替えのない存在である。近年は復曲上演にも取り組み、関西圏のみならず東京の舞台にも乞われ、活躍の場を広げ、その功績は大きく誠に顕著である。