NHK FM放送〈FM能楽堂〉
木曜日 午前11時〜11時50分
9月5日
内容 | 演者 |
(観)殺生石 | 観世喜正 |
9月12日
内容 | 演者 |
(宝)紅葉狩 | 小倉健太郎 |
9月19日
内容 | 演者 |
(剛)融 | 豊嶋彌左衞門 |
9月26日
内容 | 演者 |
【再】 (喜)田村 | 長島茂 |
古典芸能への招待
9月29日(日) 21:00~23:00
能(観世流)「三輪」誓納
能楽の大成者、観阿弥・世阿弥の流れを汲む、二十六世観世宗家・観世清和が、 2023年から自身 並びに弟子たちの研鑽の場として開催している「清門別会」。
今回の放送では、観世清和の出演で能 「三輪」(みわ)を、代々の観世宗家が最重要小書(特殊演出)として相伝してきた「誓納」(せい のう)の演出でご覧頂く。
この小書による「三輪」の映像は国立能楽堂にも保管がなく、特に貴重な 映像となる。
番組では、観世清和にお話を伺いながら、能「三輪」の魅力に迫る。
また、同じ日に上 演された清和の御子息・観世三郎太が初めてシテを勤めた「安宅」の一部もダイジェストでご覧頂く。
●能(観世流)「三輪」誓納
シテ(前・里女/後・三輪明神) 観世清和
ワキ(玄賓僧都) 福王和幸
アイ(里人) 野村太一郎
笛/杉信太朗
小鼓/観世新九郎
大鼓/亀井広忠
太鼓/小寺真佐人
大和国(奈良県)の三輪山に庵を結ぶ玄賓僧都のもとへ、毎日、仏に供える花と水を持ってくる女がいた。晩秋のある日、夜の寒さをしのぐ衣を、僧から授かった女は、自分は三輪の里に住む者だと名乗り、杉の木を目印に訪ねてほしいと告げ、姿を消す。その衣が「三輪明神の神木の杉に掛かっていた」と里の男から教えられた玄賓が神木のもとへ行くと三輪明神が現れる。
※2024年6月16日 観世能楽堂で収録
※小書(特殊演出)の「誓納」は、観世宗家が代々伝えてきたもの。能にして能にあらずといわれる「翁」の型を取り込み、神話の世界を強調した演出となる。
<出演者>観世 清和(二十六世観世宗家)、水谷 彰宏(元NHKアナウンサ―)
◎NHK放送予定のホームページ
http://www.nhk.or.jp/koten/program/
*日時・内容が変更になることがございます。
問合せ先:NHK視聴者コールセンター 0570-066-066