NHK放送予定 2026年5月

NHK FM放送〈FM能楽堂〉

木曜日 午前11時〜11時50分

5月7日

内容演者
(観世流)   
熊野
角当行雄
ご案内 金子直樹

5月14日

内容演者
(宝生流)  
鵜飼
髙橋亘
ご案内 金子直樹

5月21日

内容演者
未定  未定
ご案内 未定

5月28日

内容演者
【再】 
(2025年4月10日放送)
(宝生流)    
頼政 
前田尚廣
ご案内 金子直樹

NHK Eテレ
〈芸能きわみ堂〉

5月15日(金) 21:00~21:30

【再放送】 翌金曜 13:10~13:40

 神仏に捧げる芸能 奈良・吉野(仮)

奈良県吉野地方では、桜を神木と崇め長い年月をかけ人々が献木してきた。始まりは、6世紀後半、吉野に顕現したという日本固有の仏・蔵王権現が桜木に刻まれたことに由来する。以来、天武・持統など歴代天皇、そして義経や秀吉などの武将が(祈願に)吉野を訪れた。その願いは神仏像や絵画だけでなく、舞楽・能・文楽などの芸能としても今に伝わる。「吉野・大峯」展を通して桜と神仏に畏敬の念を抱き創作した吉野にまつわる芸能をNHKの貴重なアーカイブスでご紹介する。

●高橋英樹が出会う日本の仏「金剛蔵王大権現」 吉野が舞台の能「国栖」(金峯山寺)
高橋英樹は、吉野の桜と芸能の結びつきを知るために奈良国立博物館を訪れ、「金剛蔵王大権現」に出会う。蔵王権現は、約1300年前に修験道の開祖・役行者が吉野の地で感得し、その姿を山桜の木に写した日本固有の仏である。以来、吉野では桜を神木として大切にし、神仏への捧げ物として植樹してきた。「ひと目千本」と謳われる吉野の桜は、人の営みも自然の一部、という修験道の教えの現れでもある。吉野を
舞台に、蔵王権現が豪快に舞う能「国栖」からご紹介する。
▼能「国栖」(1976年放送 シテ:喜多実ほか)

●吉野 信仰の山 天女が舞い降りた地 舞楽「五節舞(ごせちのまい)」(勝手神社)

●英雄たちが目指した吉野 文楽「義経千本桜」(吉水神社)

●平和で美しい世界への祈り 能「嵐山」(奈良国立博物館)
展示の最後を飾る、ロサンゼルスから里帰りする蔵王権現。桜の冠飾りを頂く鎌倉仏の存在は、当時から吉野が桜の名所だったことを物語る。人々は吉野の桜にどんな願いを込めたのか?能「嵐山」が答えのひとつだ。平和で美しい世界が続くことを願う能からご覧頂く。
▼能『嵐山』白頭(1999年シテ:金剛永謹)

<司会>
高橋英樹(俳優)、大久保佳代子(お笑い芸人)コン平(石橋亜紗NHKアナウンサー)

5月29日(金) 21:00~21:30

【再放送】 翌金曜 13:10~13:40

博物館で能面・装束が生命を得る!

4~6月の東京国立博物館。館内に仮設能舞台を造り、そこで能楽師たちが重要文化財などに指定される面や装束を着けて舞う初の試み「東博能2026」が開催される。貴重な美術品が、ガラスに覆われた陳列棚を離れ、本来の輝きを取り戻す催しで、能楽ファンのみならず、美術愛好家の熱い注目も集める。
今回、会期中に演じられる能のうち、重要文化財の能面、加賀前田家由来の装束が披露される「翁」「来殿(らいでん)」を撮影する。スタジオ・ゲストは、東博能を企画した一人、宝生流宗家・宝生和英さん。そして大河ドラマ「豊臣兄弟」で利家の妻・まつを演じる俳優の菅井友香さん。博物館で初開催される新機軸にあふれた公演の盛況ぶり、そして650年の時を超えた能の「生きる文化財」としての魅力や輝きを、公演に寄せる能楽師の思いと共に伝える。

●加賀前田家の庇護を受けた宝生宗家、秘蔵の面・装束が本来の輝きを見せる
今回、東京国立博物館で披露されるのは、重文や重要美術品に指定される室町から江戸初期にかけての能面で、能の世界では「本面(ほんめん)」と呼ばれ、後世の能面づくりの“手本”として珍重されてきた名品中の名品だ。装束も含めて多くの品は、百万石の富を誇った加賀前田家から宝生宗家に下賜され、中には秀吉や家康といった天下人から前田利家を経て伝わった特別な品もある。特設舞台の抑制された照明の中で、能楽師の一挙手一投足に合わせて刻々と表情を変え、ドラマと心情を浮き彫りにする、面・装束、本来の”美“がよみがえる。

●若き宗家・宝生和英が語る名物面「節木増(ふしきぞう)」:欠損の美こそ、能舞台で至高の輝きを放つ
NHK主催の「百万石!加賀前田家」展と連動した東博能。舞台で披露される面や装束は、演能の前後に博物館の展示室にも陳列される。数ある名品の中でも、とりわけ注目すべきは、重文に指定される女面「節木増」。鼻筋の脇に、元々の木材の節があり、それが傷のようにも見えるのだが、舞台に上がると、微細なうつむき加減に合わせ、妖艶な憂いの表情を醸し出す。「欠損そのものが景色であって、ドラマを際立てる」と語る宝生流20代宗家・宝生和英。今年40歳の若き宗家本人が、スタジオの司会二人やゲストの前で、重文「節木増」の実物を掛け、実演を交えて、“欠損こそ至高の美を生む”という、能ならではの価値観・美意識を伝える。

●佳代子がゆる~く源流散歩:「百万石の城下町に、能楽マニアの原点を探る」
大久保さんが面・装束の源流を求めて訪ねるのは、百万石の城下町・金沢。そもそも加賀前田家は、江戸幕府に取り潰されないよう、「軍事に興味ありませ~ん!お茶やお能にうつつを抜かす藩なんですぅ~」とカモフラージュのためするため、文化を振興し、天下の名品を収集した。庭師も木の上で剪定しながら能の謡を口ずさむ故、「天から謡が降る町」とも称された金沢。今も市内の「職人大学校」では、伝統工芸の職人が集まり、謡を習っているという。能を知らずして、和の空間のしつらえは出来ない、とも語る。・・・藩祖・前田利家以来の“美”へのこだわりを訪ねるうち、城下の老舗料亭にも迷い込む大久保さん。美酒に酔いつつ、文化振興の神髄を知る。

<ゲスト>
宝生和英(宝生流二十代宗家)、菅井友香(俳優/大河ドラマ「豊臣兄弟」前田利家妻まつ役)
<インタビュー予定>
大塚明夫(声優/東博でコラボ企画「夜能」に出演)、浅見龍介(東京国立博物館副館長)
<司会>
高橋英樹(俳優)、大久保佳代子(お笑い芸人)、コン平(声・石橋亜沙アナウンサー)

(NHKリリースより)

◎NHK放送予定のホームページ

http://www.nhk.or.jp/koten/program/

*日時・内容が変更になることがございます。

問合せ先:NHK視聴者コールセンター 0570-066-066